YsI-エステリア探訪-
![]() アドルの冒険の旅はここより始まる・・・。 ドゥアールの潮風に導かれて・・・。 |
| エステリア-Esterior- |

■トゥテップ島
ドゥアール海に浮かぶエステリアは、厳密にはエステリア本島とトゥテップ島からなる2つの島によって構成されている。
南に浮かぶトゥテップ島には、ホワイト・フォーンの砂浜や港町のバルバド、城塞都市ミネアなどがある。ラスティン鉱山の鉱夫村がなくなった今となっては、本島にあるゼピック村を除けば、人の生活区のほとんどがトゥテップ島に集中している。
エステリア本島とトゥテップ島を結ぶ地点は城塞都市ミネアの架橋門のみであり、特にミネアの人々にとっては魔物の警戒もこの一点に絞れることが不幸中の幸いとなっているようだ。
■嵐の結界
ドゥアール海に浮かぶエステリアでは、大陸の交易拠点であるグリアのプロマロックの港から海路で40クリメライの距離にある。
この海路のエステリア周辺は、特に「霞の海」と呼ばれ、もともと視界の良い航路ではなかったが、半年ほど前から「嵐の結界」がエステリアを取り囲み、エステリアに向かう船は必ず大嵐に遭遇して沈没した。もちろん、エステリアから出港した船も「嵐の結界」に阻まれプロマロックの港に到着することはなかった。エステリアは完全に隔絶されていた。
■ホワイト・フォーンの砂浜
エステリアの南方、トゥテップ島の南端にあり、東西に細長く、弓のように緩やかな弧を描いている。その長さは約1クリメライ(1.2km)。この砂浜の形が伝説の一角獣の角に似ていることから「ユニコーンの角」とも呼ばれている。
| バルバドの港-Port Barbado- |
■バルバドの港
ラスティン鉱山で「魔法の銀」が掘り出されるまでは、わずかな漁師とエステリアへの入港資材を引き上げるためだけの港だった。当時は港に住む人も少なく、商いも、ほとんどミネアの商人たちが直接行っていた。
やがて「魔法の銀」が掘り出され貿易が盛んになると、大陸から訪れた商人たちもこぞって商館を建て、バルバドは町と呼べるほどの港に成長した。皮肉なことにエステリアが「嵐の結界」に囲まれてからは交易が不能になり、商館も港の倉庫も機能を果たさなくなったが「嵐の結界」が海流に変化を与えたらしく、漁場の魚は増えたという。
■自衛を始めたバルバドの若者たち
ラスティン鉱山から魔物が溢れ出し、エステリアの大地に魔物の姿が確認されるようになると、商人たちは、いち早く交易品の整理にかかった。エステリアが魔物によって滅ぼされても、せめて港の倉庫にある品だけでも輸出しようとしたのだ。
だが、その行動も虚しく、交易船は「嵐の結界」に阻まれ海の藻屑となる。もはや交易より、魔物の脅威から生き延びることが先決と考えたバルバドの住人たちは、若者を中心とした自警団を組織して魔物の襲撃に備えた。
| 城塞都市ミネア-Placid row, Minea- |
■城砦都市ミネア
街を囲む強固な城壁のおかげで、魔物が出没するようになった現在でも、この町にいる限り魔物に脅えることはない。病院、武器屋、防具屋、取引所など、冒険に必要な施設も揃っている。
近年のラスティン鉱山の盛況ぶりにより、大陸からの労働者も急激に増え、鉱山までの経由地として発展してきたが、魔物の出現によって鉱山が廃坑となり、ラスティンから行き場を失った鉱夫やその家族たちも多く移り住んできている。そのために町で見かける顔も見知らぬ顔が増え、これまでの知り合いだけで形成された生活様式から変化が生まれようとしている。
■城壁から望むダームの塔
エステリアのどこからでもダームの塔は見える。
この国で生まれた者には、生まれたときからある見慣れた風景でしかない。その光景に純粋に疑問を抱けるのは、私のような旅人だけではないだろうか。
だが、その威容を人目見ようと、訪れる人が多かったという話には納得ができる。バギュ=バデットと共にエステリアを代表する景勝地として捉えることができるだろう。
■ミネアの酒場酒場には恐面の客が常に出入りしている。客のほとんどは廃坑になったラスティン鉱山の鉱夫崩れや「嵐の結界」により貿易に失敗した商人で、もともとエステリアで生まれた者は少ない。だが、どの客も怖い顔に似合わず話し好きのようだ。いい話が聞けるかもしれない。 | ■武器の店ロゼッティ「嵐の結界」ために交易が出来ず、武器も防具も不足しているようだ。特に魔物が出没するようになった今では、武器は必需品だ。人々が魔物に備えて買い占めたらしく、品薄で値段も相場より高い。だが、エステリアで冒険をするには、武器は必要不可欠だ。 |
■防具の店ディオス武器に比べれば、防具の品揃えは幾分良いようだ。しかし、値段の方は武器に輪を掛けて高い。世話好きな店主を見ていると、不当な利益を求めているようにも思えない。ミネアの現状として妥当な値段なのだろう。 | ■ピムの交易所交易所とは名ばかりで、泥棒市に近い商売を行っているようだ。店内には、どこからくすねてきたのかわからない怪しげな小物が並び、店主のピムもどこか油断のならない小悪党といった風貌だ。だが、店構えに似合わず、掘り出し物もある。 |
■占い師サラ不吉な予言を伝え、エステリアの人々に警告を促してきた占い師サラ。彼女の警告に耳をかさなかった人々も、今となっては現状を受け入れるよりない。
当の本人は、エステリアのこの危機を救うことの出来る真の勇者の到来を待ち侘びているという噂もある。訪ねれば、必ずや力になってくれるだろう。
| ゼピック村-Zeptik Village- |
■ゼピック村
サルモンの神殿の麓にあることから、古代の参拝者たちの経由地として発展したのだろうと想像がつく。森に囲まれた湖を抱く村で、その美しい景色を見ていると魔物の存在すら忘れてしまう。
またこの村には古来より魔を退ける鈴が伝えられていることでも知られている。
■村に面する湖
ゼピック村は、陽光を美しく反射する美しい水を湛えた湖のほとりにある。湖では、村の老人が釣りをしたりするなど、村人の心を和ませる憩いの場となっている。
心に傷を抱えている者も、この美しい景色を眺めていれば、きっと癒されることだろう。
■平和な村に忍び寄る黒い影
エステリアの魔物の驚異とは程遠いような感のあるこの村だが、何の不安も無く日々を送っているのかというとそうではないようだ。その一つとして、ゼピック村の村長の様子が最近おかしいということが挙げられる。
また、村に住む吟遊詩人ルタ=ジェンマの姿が見られなくなったというのも気にかかる。
| 草原-Plains- |

■草原
草原は国土のほぼ40%を占めている。
島国のため街道が発達していないエステリアでは、草原そのものが道だった。
バルバド、ミネア、ゼピックなどの生活圏をむすぶ重要な草原街道も魔物出現とともに通行者が激減した。
当初はラスティン鉱山まで伸びていたという「銀の轍」の痕跡も今はない。
■草原街道 銀の轍
ミネアの町からラスティン鉱山への道は、日に何度も、銀を積んだ荷馬車が草原に轍をつけながら往復していたそうだ。荷馬車からこぼれ落ちた細かい銀の粒は、草原の轍のへこみに詰まり、草原街道には何本もの銀色の筋がついていたと言う。
こぼれ落ちた銀だけでも、かなりの額になっただろうが、その頃、それを拾い集める者もいなかったらしい。ラスティン鉱山全盛期を象徴する逸話といえるだろう。
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| ■ロダの樹 イース創世記から、ずっと傍観者として生き続けている兄弟の精霊樹。この広い草原のどこかに今でも立ち、彼らはすべての歴史を見つめ、梢のささやきを風にのせて、ときおり語らっているという。 | ■草原の水場 エステリアの草原は水に恵まれている。草原を縦に流れる小川は草原縦断の良い目印になるだろう。泉や湖も所々に見受けられる。魔物さえ出没しなければ、水辺でゆっくりと昼寝を楽しみたいほどの美しい風景だ。 キラキラと輝く水面を注意深く見れば、誰かが落として水底に沈めてしまった宝物でも見つけられるかも知れない。 |
| バギュ=バデット-Bagyu Ba Dead- |
■バギュ=バデット
かつて、「エステリアにかの山あり」と呼ばれたプレシェス山の外輪。その円形の尾根の直径は2000メライ以上もある。
だが、サルモンの神殿の規模と同様に、プレシェス山の高さも伝説の1/3にも満たない。内部のすり鉢は火山性のものではないようで、最深部まで削ぎ取ったような岩肌が続いている。
| サルモンの神殿-Shrine of Salmon- |
■サルモンの神殿 古代国家イースの遺跡
この神殿こそエステリアの歴史を今に示す唯一正統な遺跡だろう。
魔物が作ったと伝えられるダームの塔よりも古く、バギュ=バデットの縁に建つ荘厳な姿は古代人の技術水準の高さを物語っている。間近には同じくバギュ=バデットの縁に残るダームの塔を見上げることができる。
かつては、ミネアやゼピック村からの訪れる者もいたが、魔物が徘徊するようになってからは、近づくものすらいなくなってしまった。
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■女神像の並ぶ回廊
サルモンの神殿には構造的に不可解な点が多い。外観から推測した内部の大きさに比べ、実際に確認されている内部が余りに狭いのだ。入り口から入ると6体の女神像が並ぶ回廊以外なにもなく、地下に通じていそうな通路も発見されていない。伝承に残る神殿の規模に比べ、かなり小さいように思える。
■ニグティルガーのレリーフ
サルモンの神殿の守護神だろうか。
サルモンの神殿について記された古い文献には、壁に巨大な生物を象ったレリーフの刻まれた部屋があるとされているが、その部屋も未だ発見されていない。
文献によれば、神殿に集う人々を守るために、六神官の祖先セムス=ハダルが化身した姿だという。
| ラスティン廃坑-Abandoned mine, Rastin- |
■ラスティン廃坑
わずか半年前まではこの国の繁栄を約束していた鉱山だった。
一人の坑夫が「魔法の銀」発見したとき、偽りの繁栄の先に隠された災いのシナリオは音も無く動き出した。
そのときからエステリアは、失われし古代王国イースの責務を払わねばならなくなった。鉱山から溢れ出した魔物の影響から採掘量は激減し、鉱山の入り口に作られたラスティン村も衰退していった。
■ヴァジュリオン想像図
ラスティン鉱山に魔物が出現したとき、その深部付近で作業をしていた坑夫たちが目撃したという「洞窟の悪魔」。巨大な蝙蝠の形態をした魔物は、他の魔物たちを指揮していたように見えたと報告されている。この絵は坑夫たちの証言を元に描いた想像図。
■鉱山の闇から溢れ出した魔物
ラスティン鉱山の奥から突然現われた魔物たちは瞬く間に坑道内に広がった。腕に覚えのある坑夫たちも、闇の中を逃げ惑うしかなかった。
「少し開いた穴の向こう側は、自然の洞窟に繋がっているようだった。ひんやりとした空気が流れてきて、穴の奥からゴトゴトと小石が転がるような音がした。
落盤の恐れもある。耳を穴に近づけて、よく聴くと、それは小石の転がる音じゃなく、固い喉の奥で、くぐもった音を転がせる獣の声のようだった。その声が止まったとき、突然、物凄い叫び声みたいのがして、目の前の岩盤が砕け散った。松明の灯りが届いて、見たこともない生き物が見えた。人の胴回りよりも太い、強大な口だけの肉玉だ。それに、うす緑の透明な化け物もいた。そんなのと戦う気はねえ、俺は一目散に逃げ出したのさ」(ある坑夫の証言より)
■廃坑の奥にあるという地下神殿
ラスティン鉱山に魔物が出現する前、まだ「魔法の銀」が掘り出される以前のこと。偶然、坑道を外れて道に迷った坑夫の一団が、自然洞窟を下り、謎の地下神殿に辿り着いた。
そこは古代神殿を思わせる整然とした石造りで、新たなるイース時代の遺跡発見と民衆を沸き立たせたが、調査を行う前に「魔法の銀」の採掘が始まり、やがて魔物が出現してしまった。魔物の溢れる今となっては、魔物との戦いを覚悟して廃坑に侵入する以外、地下遺跡を確認するすべはない。
■最盛期のラスティン鉱山
もともと鉱物資源が豊富だったが、当初は通常の銀よりも、幾分純度が高い程度しかなかった。銀を原材料として大陸に輸出し、小物に加工することでエステリアの特産品としての知名度は次第に上がった。
やがて「魔法の銀」が掘り出されるようにあたり、鉱山の周辺には坑夫小屋が立ち並び、粗末な仮住まいだが坑夫村と呼べるほどまでに発達する。「魔法の銀」が食器や装飾品に加工され大陸に出回り始めると、ますますラスティン鉱山の銀の品質は評価を得た。最盛期にはミネアの住人と同じ数ほどの坑夫が一斉に穴に潜っていた。
| ダームの塔-Dahm Tower- |
■魔物が造りし悪魔の塔
ダームの塔は、およそ700年前、魔物が造ったものだと伝えられている。
大陸の港町プロマロックの人々はドゥアール海を挟んでも確認できるこの塔を「悪魔の塔」と呼び呪われたエステリアの象徴としていた。
巨大な塔を間近で見れば、その規模とたたずまいからそれが人の手によるものではないと誰もが感じるだろう。
町の者たちは恐れて近づかず、この塔に入り、生きて帰った者はいないと言われているが、命知らずの盗賊なら、何人かは宝目当てで侵入したこともあるだろう。深部にまでは至らないまでも、そこに徘徊する魔物たちの情報が流れているということが、なによりそれを裏付けている。
■ラドの塔
ダームの塔の上方に見える小さな隔離棟。
外部から見ると、ダームの塔から伸びた渡り廊下のみで支えられているのがわかる。
牢獄か、あるいは統治者の生活区として作られたのかは不明である。

■ミネアの酒場
■武器の店ロゼッティ
■防具の店ディオス
■ピムの交易所







