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富嶽幻遊記
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■術法幻魔
術法幻魔は、普通の幻魔達と違ってその存在が極めて希薄であり、人が触れることができない。
術法幻魔には幻灯器がない。通常の幻魔たちがこの世界で実体を保っていられるのは、幻灯器という依り代を持つからである。
幻灯器というこの世界の物質で作られた依り代に取り憑く、もしくはその姿を借りることによって、
実体のない霊のようなものである幻魔が、この世界で確たる存在となることができる。
したがって、幻灯器をもたない術法幻魔がこの世界に存在できる時間は限られており、
彼らはこちらの世界では長時間その姿形を維持することができず、呼び出して力を発動させるとすぐに消えてしまうのである。
-Falcom公式ページより引用−
術法幻魔
※富岳幻遊記で追加された術法幻魔についてはこちらを参照
アマゴイ【雨恋】
一定時間戦場の水位を上昇させる術。力の発動と同時に昇竜の幻影を見る事が出来る。幻魔使いの術力が高いほど、その効果は長時間持続する。水かさが増すのは、昇竜の霊力に水分が引きつけられるためである。天にただよい天候を司る霊的なエネルギーが幻魔使いに呼び出されることで実体化したものが昇竜である。「梅雨」に雨量が多いのは、この昇竜の霊力が増す時期にあたっており活動が活発になるせいだと言われている。
※すべての幻魔使いが使用可能
ヒデリ【日照】
一定時間戦場の水位を下降させる術。幻魔使いの術力が高いほど、その効果は長時間持続する。水かさが減るのは、降竜の霊力に水分が引きつけられるためである。
前述の昇竜と共に天候を司る幻魔であり、これら二匹の竜の力関係により一年の雨量が決まると言われている。
※すべての幻魔使いが使用可能
エンマ【閻魔】
目標に打撃を加える術。仏教の浸透と共に確立された術だといわれ、自衛権を持たぬ密教の僧兵間で多く使用されてきた。壁越しでも発現できるので、古来から暗殺にも使用されることがあったという。
死後の世界において人間を裁き、その罪の大きさに応じて魂の行き場を定める神として説話などにも登場する。
※すべての幻魔使いが使用可能
フクノカミ【福神】
味方の全幻魔の体力を一点回復する術。距離に関係なく効果がある。
天属性の幻魔であるカイチョウフクセンには複数の小さな幻魔が封じられているが、そのうちのひとりがこのフクノカミと極めて類似していることが分かっている。フクノカミもカイチョウフクセンも「幸福」や「めでたさ」を司り、同じ「回復」の能力があることから両者の間には密接なかかわりがあるようだ。

※すべての幻魔使いが使用可能
コガネコヅチ【黄金小槌】
あらゆる物を金に変える術。この術をかけられた者は身動きひとつとることができない。
畿内の欲深い豪商に雇われた幻魔使いによって開発された幻魔。金化の効果が長くは続かないため実際には使い物にはならなかったのだが、小判に見立てた木の板をこの幻魔によって金化した偽造小判の被害はたえない。
※すべての幻魔使いが使用可能
ビャクレン【白蓮】
強張ったものを柔らかくする術。現在では幻魔使いの間で研究が進められ、広範囲への同時発動が可能となっている。元来固いもの等には効かず、術によって固められたものを元に戻すだけの様だ。泥の中に生じ美しい花を咲かせる蓮の花は、古来より穢毒にまみれた地上を浄化する神が降り立つ場であると言われてきた。白連の術によって降り立つ小さな神もそうした天の神々の眷属であろう。
※すべての幻魔使いが使用可能
オニビ【鬼火】
被術者の能力を四点上げる術。肉弾戦を得意とする幻魔使いなどが好んで使用する。この術をかけられた幻魔は見違える働きをするので、斬りこみ時や主力幻魔にかけるとよい。
戦において己の技を磨くことに生涯をかけた頑固な古武士の念が、死してなお戦場にとどまりやがて幻魔になったものだという。
※すべての幻魔使いが使用可能
キライホウ【鬼雷砲】
術者の周囲を攻撃する術。効果範囲も広く、威力も高いが術者の周りの幻魔たちまで巻き込んでしまうため使用には注意が必要である。
「鬼」は、人間の負の念が実体化したものだといわれている。キライホウのような赤鬼の姿となるのは純粋な「怒り」の念であり、念の性質によって実体化した時の鬼の姿形が異なっているらしい。
※モモスケ・シュレン
マガツタマ【勾玉】
大和神殿の幻魔使いたちに伝わる攻撃術で、目標とその周辺に敵味方とわず打撃を与える。神殿内でも扱える者はごくわずかしかおらず、使用するには神殿で念を込められた特別な勾玉を身につけていなくてはならない。
大和神殿に仕える者達が皆勾玉の装飾品を着けている事からも、彼らの間でこの術が一般的なものであることがうかがえる。
※ヒミカ
スイダシニュウドウ【吸出入道】
相手の体力を奪い取る術。この術を持っている者は攻撃と回復を同時に行えるので、幻魔単体での単純な斬り込みが効かない。前述のマガツダマと同様、やまと神殿門外不出の術だったが、いつの頃からか部外者の中にも使用出来る者が現れるようになった。
大昔地方の小さな神社の神主が海岸でタコを助けたという伝承がある。タコは死後、海神の力をかりて霊的な存在となり神主への恩返しのためにその呼び出しに応じるようになったという。
※ヒミカ・ミロク・シャダイ
キュウビ【九尾】
敵対者を自分の意のままに操る術。千年を生きた妖孤と同じ霊気を紡ぎ出し、対象に浴びせる。歴史のある寺社には例外なく伝わっている事から、長い年月をかけて人の手により完成へと導かれた術。
この術によって現れる九尾狐は和国ばかりではなく大陸の伝説にも登場し、美しい女性の姿で帝王を惑わす妖孤として幅広く知られている。
※ヒミカ・キクカ
ウラ・エンマ【裏・閻魔】
目標に打撃を加える術。前述のエンマの術に改良が加えられ、消費術数や硬直もわずかに高くなっているものの、射程・威力が各段に向上している。しかし扱える幻魔使いは少なく、あまり見かけることはない。
「閻魔」というのはもともと名前ではなく、死後の人間を裁く役目を意味しており、裏・閻魔は前述の閻魔よりも位が高いためその力も強力である。
※ロレンソ・イサミ
ロッポウツルカメ【六方鶴亀】
最大七体の体力を、まとめて回復させる術。発生型であるため壁越しにも使用でき、通路戦や乱戦時などはその能力をいかんなく発揮する。ただし影響範囲内は敵味方関係なく効果が発動するので、発生させる場所には注意が必要。
朝を告げる鳥であるニワトリはもともと瑞鳥としてしられていたが、三つ又の足のものは特にめでたく、発見されると時の支配者に献上されることもある。
※ロレンソ・キリ
ショウキ【瘴鬼】
闇に生きる忍びがその修行の過程で必ず身につける術。この術は広範囲に毒気を撒くので、周囲に味方がいないことを確かめてから使用する必要がある。発生型で、何も無いところでも発動する。
この幻魔は、戦場に打ち捨てられて腐食した金属などから生じたもので、それを忍びたちが術法幻魔として開発した。一説には穢毒にまみれた硬いカラの中には別の姿が隠れているともいわれる。
※ロクロウ
イクサヒメ【戦姫】
味方全員の能力を上昇させるという荒業。神の血を引く者が、稀にこの能力を発現させることがあるといわれる。しかしこの三百年の間、この術を扱える者は現れていない。
数百年の昔、戦乱の中で亡びに瀕した小国の姫が戦場において自ら薙刀を振るって戦ったが、そのかいも空しく国は亡び、姫も戦場に倒れた。姫は生き残った民たちによって祀られ今では八百万の神々の末端につらなり、由来のある土地には祠などもたてられている。
※キクカ・キリ
アラハタタ【荒波多々】
戦場にいる者全ての体力に損害を与える荒業。距離に影響を受けないので、敵への攻撃の他に魅了された幻魔を正気に戻すのにも有効。ただし詠唱者にもその効果は及ぶ。
天界の乱暴者で知られた兄弟神。一人は雷を、一人は風を司る。天象幻魔のワカツライシは雷神のほうの眷属であるといわれている。
※セツハ・シャダイ
ボサツショウ【菩薩掌】
射程を持つ珍しい体力回復術。遠間の味方にも使うことができ、どんな状態の者でも完全に回復させる。この術を使える者は、神となる素質を持つとされ、古来より人々の畏敬を集めてきた。
術が発動した時に垣間見える神はもともと大陸に由来し、仏教でいうところの「ホトケ」である。仏教の伝播とともにこのボサツショウの術も世界各地に伝わり、和国ばかりではなく西の果てにある異国にもこの術の使い手がいるらしい。
※セツハ・メリー・シャダイ
フウジイワ【封岩】
大陸からに伝わった術。広範囲の相手に対して術封じをかける事が出来る。多用される事は無いが、ここぞの一発として使われる事が多い。近年和国に伝わってきたせいか、幻魔使いの間にもあまり浸透してはいない。
同じ術封じの能力を持つ火焔幻魔のタイセイテイクンともなんらかのかかわりがあるらしい。
※セツハ
ゴッドブレス【轟怒舞礼凄】
異国において開発された術。系統は前述のフクノカミと同じく体力を回復させる術であるが、その回復量が四と効果は高い。
呼び出された時に現れる羽根の生えた女性は異国において信仰の対象になるような存在らしい。従ってこの術を使えるの者の多くは宣教師であることが多い。その効果や召喚方法などは和国に存在する幻魔との類似点も多いが、その発生起源など詳しいことは異国の文献に頼るしかないだろう。
※メリー
ミダレコガネ【乱黄金】
広範囲にコガネコヅチの術をかけるという幻の術。現存するほとんどの文献や記録などには一切記されてないが、存在するという噂だけはまことしやかに流れている。
こんな説話が残っている。とある大店の主人が太っ腹なところを見せようと正月に使用人達を集め、紙で作った桜吹雪にミダレコガネをかけてばらまいた。その後金化の術がきれてただの紙に戻ると、使用人達は主人に愛想をつかして出ていき、店は潰れてしまったという。
※ミロク
ホウキボシ【箒星】
超遠距離攻撃を行う術。古文書には凶星を以って対象を破壊するということのみが記されているほか、詳しいことは分かっておらず、その存在自体が疑わしい。大陸に残された「星落とし」に関する文献の中に、「星落とし」によって破壊された大陸の都市らしき廃虚と、そこを徘徊する黒い毛むくじゃらの生き物の姿が描かれているものがある。その黒い毛むくじゃらな生物はホウキボシに関する文献の中にも登場していることから、ホウキボシと「星落とし」の間には何らかの関係があるのではないかといわれている。

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