各種データ【黙示録】

ARCTURUS『第3章』のプロローグ部分でアイが語る、
グリト教の聖典「アベスタ」の黙示録預言です。

■聖典アベスタ最終章 『黙示録』

●第一の預言
闇と破壊の神アーリマン。
光と創造の神アフラマズダとの争いにより消えてから二千を数える年。
災いを招く星、アークトゥルスが輝き始めるだろう。

●第二の預言
太陽が光を失い、元の形を見せるだろう。
それこそはアーリマンが世界を見据える瞳である。
空が割れるだろう。
次元の割れ目から現われた魔物が人を食らう。
疫病と日照りが訪れるだろう。
大地は、見渡す限りの人の屍で覆い尽くされる。
偽の預言者が現われるだろう。
その預言者は、太古より生きる者で、七つの角と頭を持っている。
彼は嘘で世界を乱し、人々を惑わせて巨大な国を建てる。

●第三の預言
偽の預言者は幼い羊を生贄に捧げるだろう。
その血で古代の破壊神を現世に呼び出す。彼こそがアーリマンである。
再び現世に蘇ったアーリマンは全てを滅ぼすだろう。
汝の家も大地も森も海も七日間業火に焼かれ、世界は終わりを迎える。
しかし全知全能の神アフラマズダは約束する。
アーリマンが復活する時、私の代理人ミトラを世界に送ろうと。

この部分で語られる二人の神、アーリマンとアフラマズダと言うのは、ペルシャに起源を発した古代宗教ゾロアスター教で語られる神で、絶えざる闘争を繰り返す神として登場します。

ゾロアスター教そのものは、古代イスラム帝国時代にイスラム教徒によって滅ぼされたそうですが、アーリマン、アフラマズダ両神と共に旧約聖書(新約聖書)では、それぞれ異なる名前で登場したりする割とメジャーな神のようです。

悪魔が登場する女神転生シリーズと対を為していたSFC版『魔神転生II』でも登場したりしています。

また、アークトゥルスという名前は、星の名前として実在しています。
うしかい座という星座があるそうなのですが、この星座を構成する一等星がアークトゥルスという名前だということです。
ゲーム内で語られるような『凶星』やら『大角星』などというような呼び名はないようですが、このアークトゥルスという星は、赤色巨星と呼ばれる恒星で赤い色をしているのだとか。

「赤」という色は、どことなく不吉な予感を漂わせる色でもあるので、
この辺りのイメージがアークトゥルスの元ネタになったのでは・・・、
なんて考えると、色々と面白いかもしれないですね。

■黙示録について

ここでは、ARCTURUS内の話ではなく、実在する『ヨハネの黙示録』について触れます。

聖典アベスタ『黙示録』の預言で、ARCTURUSは古代の神話をベースに構成された物語ではないか、と触れましたが、『ヨハネの黙示録』からも、開発陣が取り入れたであろうネタを読み取ることができます。

特に第3章の最後のイベントは、『ヨハネの黙示録』の記述そのままの光景(第8章~第13章)が展開されることになります。
ここで『ヨハネの黙示録』に書かれている物と、ARCTURUSで登場するものとの比較をしてみたいと思います。

ヨハネの黙示録での記述ARCTURUSでの記述説明
エペソエペソ黙示録では7つの教会のうちの1つとして登場。
ARCTURUSでは帝国北方の砂漠の町の名前として登場する。
ペルガモペルガモス黙示録では7つの教会のうちの1つとして登場。
ARCTURUSでは共和国西方の町の名前として登場する。
サルビスサルディス黙示録では7つの教会のうちの1つとして登場。
ARCTURUSでは王国北東の港町の名前として登場する。
テアテラジアティラ黙示録では7つの教会のうちの1つとして登場。
ARCTURUSでは共和国南部の要塞として登場する。
ヒラデルヒアフィラデルフィア黙示録では7つの教会のうちの1つとして登場。
ARCTURUSでは帝国の町の名前として登場する。
イザベルエリザベス黙示録では、人々を惑わす偽の預言者として登場。
ARCTURUSでは、今回の災厄の中心的存在として登場する。

ARCTURUSで登場する『ダラント』は、神が七人の使徒に自らの力を行使させるために分け与えたものであると説明されています。
これに符合するものは、七人の御使いが吹き鳴らすと言われるラッパであると思われます。